2009年10月31日土曜日

nico日記⑦

薬の「なぞ」にお答えします②
抗真菌剤って?
真菌とは、カビのことです。
カビ菌をやっつけて、感染した粘膜のただれや腫れを治します。
通常、皮膚や口のなかなどにごく当たり前にいるカビ菌は、私たちが元気に生活しているときにはトラブルにはならないのですが、体調が悪かったり疲れたりして抵抗力が落ちたときに発症することがあります。
抗真菌剤がしっかりと効きカビ菌を退治するには、処方された期間使用を続けることが重要です。
中途半端にやめてしまうと、カビ菌が力を盛り返し再発してしまいますので、処方どおりに使ってください。
・・・勝手にやめると再発しやすい!

副腎皮質ホルモン剤って?
いわゆるステロイド剤です。
基本的には短期の使用を前提とする薬で、炎症をしずめ、腫れや痛み、かゆみを劇的にやわらげる効果があります。
炎症は、体内に入ってきた異物を追い出そうとするからだの免疫反応によって起こっているのです。
ただ、真菌(カビ)による感染症をもっている患者さんが使うと、逆に病状を悪化させるおそれがあるので注意が必要です。
・・・上手に使えば効き目抜群!自己流でつかわないで。

2009年10月30日金曜日

「正しいこと」が正しく見えるための四条件

子、四を絶つ。
意毋く、必毋く、固毋く、我毋し。
(孔子は「四つのもの」を絶った。自分勝手な心をなくし、無理を通さず、かたくなにならず、我を張らない)
使う!論語 渡邉美樹著

「偏見なく」「こだわりなく」「かたくなでなく」「わがままでない」
ひとつの考えに囚われることなく、いかなる事態に対しても、自由に柔軟に対応し、行動することができる。
そんな融通無碍なる精神こそが人を大きく成長させると、著者は考えています。
素直な心、自由な心が、知識を、技術を、体力を、徳を伸ばすために大切だということです。

2009年10月29日木曜日

nico日記⑥

薬の「なぞ」にお答えします①
抗菌剤って?
炎症を引き起こしている細菌をやっつける化膿止めの薬で、抗生物質はこの仲間です。
血液のなかに入った抗菌剤は体中をめぐり炎症や病気の場所に到着し、細菌をやっつける仕事を開始します。
この場所で薬が効果をあげるには、血液のなかの薬が一定の濃度で、一定の期間保たれている必要があります。
そこで重要になるのが、「用法・用量を守って服用すること」です。「毎食後1日3回」と書かれていたらそのとおりにお飲み下さい。
効果が上がらないと治療の開始が遅れたり、治療期間が長引いてしまうこともあります。
ぜひご協力ください。
・・・必ず処方どおりに飲みましょう!

鎮痛剤と抗炎症剤って?
むし歯が痛いときや歯を抜いたときなどに、腫れ・痛み止めとして使われています。
鎮痛作用、解熱作用、腫れを抑える効果があり、飲み薬として処方されます。
しばらく痛みが続くと思われる患者さんには1日数回・数日間分を出しますが、そうでない場合は鎮痛効果の高い薬を頓服として出しています。
・・・痛みが治まったら飲まなくてもOK!

『胃や胃腸の調子が悪くなるわけ』
抗菌剤は細菌をやっつける薬ですが、腸の調子を整えよい働きをしている腸内細菌までいっしょに殺してしまいます。
そのため、便秘や下痢の症状が出ることもあります。
鎮痛剤や抗炎症剤は、痛みや腫れを誘発し伝達するプロスタグランジンという物質の発生を抑えることで痛みを止めます。
ところがこの物質は同時に胃粘膜を保護する役割ももっていて、プロスタグランジンが少なくなると痛みは止まるのですが、その分胃に負担がかかってしまうわけです。
胃薬も一緒に処方してもらうとよいでしょう。

2009年10月28日水曜日

「速さ」より大事なものがある

子夏筥父の宰となり、政を問う。
子曰く、速かならんと欲することなかれ。小利を見ることなかれ。
速かならんと欲すれば、則ち達せず。
小利を見れば、則ち大事ならず。
(魯の国の筥父という町の代官となった子夏(孔子の弟子)が政治について尋ねた。
孔子は言った。
「成果を早く出そうと思うな。小さな利益に惑わされるな。成果を早く出したいと思えば成功しない。小さな利益に惑わされては大きな仕事はできない」)
使う!論語 渡邉美樹著

焦らずに、着実に、損得よりも善悪を大事に進んでいこう。
至極まっとうで、真理をついた考え方です。自然に、こうでいられるように過ごしていきたいと思います。

2009年10月27日火曜日

nico日記⑤

この症状ならこの薬!③
口内炎ができた・・・塗り薬(副腎皮質ホルモン剤)、貼り薬、うがい薬、化膿止めの飲み薬(抗菌剤)
口のなかを噛んでしまったり、硬い食べもの、合わない入れ歯などによってできた粘膜の傷から細菌が入り潰瘍ができて痛みます。
そのため治療は口のなかの洗浄・殺菌と、粘膜治療のための薬の処方が基本です。
塗り薬は粘膜の回復に効く副腎皮質ホルモン剤で、口内炎のできた場所に直接塗ります。
貼り薬はさまざまなタイプがあり、いずれも患部を刺激から保護し、塗り薬の効果が長く持続する工夫がされています。
うがい薬には殺菌剤が配合されていて細菌を減らす効果があります。
処方された薬で改善されない場合は、難治性の潰瘍、あるいは悪性腫瘍である可能性もあります。
口腔外科などの専門外来での受診をおすすめします。

舌が痛い・・・カンジダ菌などのカビ菌による痛みには、塗り薬(抗真菌剤)、トローチ(殺菌剤配合薬)、うがい薬
舌の表面のひび割れやミゾなどによる痛みには、塗り薬(副腎皮質ホルモン剤)、保湿剤
塗り薬には大きく分けると2種類あります。
真菌の増殖を抑えるための、抗真菌剤、舌の表面がひび割れて食事のときに痛むなどの症状には、副腎皮質ホルモン剤が処方されます。
保湿剤は、舌のひび割れなどによる痛みをやわらげるために処方されます。
うがい薬やトローチには殺菌剤が配合されており、口のなかを洗浄し殺菌する効果があります。

ドライマウスになった・・・人口唾液、保湿剤、うがい薬、唾液分泌促進剤の飲み薬
自己免疫疾患であるシェーグレン症候群、唾液線の炎症、加齢やストレス、持病の薬の副作用、放射線治療の副作用などの原因があり、唾液が十分に分泌されず、軽度では口のなかが乾く感覚が、さらに症状が進むとヒリヒリとした焼けつくような痛みや、虫歯になりやすい(唾液にはむし歯を予防したり、細菌の増殖を抑える働きがある)、入れ歯が合わなくなる、口内炎ができる、食べ物を飲み込みにくい、会話がしにくいなどのトラブルが起こりやすくなります。
治療は口のなかがうるおい、つらい症状をやわらげる保湿剤を使用します。
シェーグレン症候群と診断された場合のみ唾液分泌促進剤が処方されます。

2009年10月25日日曜日

nico日記④

この症状ならこの薬!②
親知らずが腫れた・・・化膿止めの飲み薬(抗菌剤)、腫れ・痛み止めの飲み薬(抗炎症剤)
激しい痛みと炎症を抑えるために処方されます。
親知らずの異常萌出は自然に治ることはまずありません。
痛みや炎症の様子によっては、抗菌剤を増やしたり種類を変えるなどして、全身の状態も含めて慎重に推移を見守ります。
親知らずによるトラブルが今後予測されると診断されたら、スケジュールに余裕があり体調のよいときに、予防的に抜歯をしておくことをおすすめします。


抜歯や小手術をした・・・化膿止めの飲み薬(抗菌剤)、腫れ・痛み止めの飲み薬(抗炎症剤)、うがい薬(殺菌剤)
傷の痛みをやわらげるために腫れ・痛み止めの飲み薬を、傷口から細菌が入った際に炎症が広がるリスクを減らすために化膿止めの薬を処方します。
抗炎症剤は一時的な痛みをやわらげるために頓服用として処方される場合と、毎食後に飲むように処方される場合があり、患者さんの症状に合わせて選択されます。
うがい薬には殺菌剤が入っていて、口のなかの細菌を減らす効果があります。

どんなに叱っても叱られても壊れない関係

子夏曰く、小人の過つや、必ず文る。
(孔子の弟子である子夏は言った。
「くだらない人間は過ちを犯すと、必ず言い訳をする」)
使う!論語 渡邉美樹著

「言い訳をしない」
今の私の一番の課題です。
注意や叱責をされたとき、相手が自分のことを思って、真剣に怒ってくれていることを忘れず、自分も真摯に受け止めていきたいと思います。

2009年10月24日土曜日

nico日記③

この症状ならこの薬!①
むし歯で痛い・・・痛み止めの飲み薬(鎮痛剤)
急性の激しい痛みには、痛みをやわらげるために痛み止めが処方されます。
ひどく痛むときにだけ飲む薬で、症状によっては化膿止めも処方されます。

根尖性歯周炎で痛い・・・化膿止めの飲み薬(抗菌剤)、腫れ・痛み止めの飲み薬(抗炎症剤)
化膿と激しい痛みを抑えるために化膿止めと腫れ・痛み止めが処方されます。
歯科医院では、死んだ神経を取り除き、細菌に汚染された歯の内部を掃除し洗浄して殺菌剤を詰める治療(歯内療法)を進めていきます。
炎症が治るまでは、腫れや痛みが治療後もしばらく残ることがあるので、場合によって治療終了後も化膿止め、腫れ・痛み止めの薬を処方されます。

歯周炎で痛い・・・化膿止めの飲み薬(抗菌剤)、腫れ・痛み止めの飲み薬(抗炎症剤)、うがい薬(殺菌剤)
歯ぐきのなかに溜まった歯石とプラークをスケーラーや手術で取り除き、炎症の原因である歯周病菌を徹底的に減らす治療が必要ですが、腫れがひどいと十分に麻酔が効かず、歯ぐきの奥深くまでしっかりと取り除くことが困難です。まず処方した飲み薬で腫れや痛みを抑え、麻酔が十分に効くようになってから治療にかかります。

痛み止めや化膿止めの薬を飲んで、一時的に腫れや痛みがやわらいでも治ったわけではありません。必ず治療を受けましょう。また、化膿止めの飲み薬は処方されただけきちんと飲みましょう。
また、炎症があると十分に麻酔が効かない理由は、腫れた歯ぐきは酸性、麻酔薬はアルカリ性のため、お互いが中和しあって効き目が弱くなるからです。

2009年10月23日金曜日

「バカ正直」と「本当の正直」の違い

葉公、孔子に語げて曰く、吾が党に直躬なる者あり。
その父羊を攘みて、而うして子これを証せり。
孔子曰く、吾が党の直き者は、これに異なり。
父は子の為に隠し、子は父の為に隠す。
直きことその中に在り。
(楚国の長官、葉公が孔子に語った。
「わが国には正直者がいます。父が羊を盗んだと子が証言しました」。
孔子は「私の村の正直者は違います。父は子のため、子は父のために隠します。正直な心はその中にあるのです」と答えた。)
使う!論語 渡邉美樹著

正しいとか、間違っているとかというより、人間の情が先。そうした優しい心を、正直という。
人が自分以外の人のためにつくウソは、「何のために」つくウソなのかが本当に問われるべきことである。

nico日記②

あなたがもらったのはどんな薬?
飲み薬以外の薬編
塗り薬・・・粘膜や舌に塗ります。手をきれいに洗い、患部の唾液を軽くぬぐってから塗りましょう。一度にたくさん塗っても、唾液で流れてしまうので効果はあまり変わりません。少量を何度も塗るほうが効果的です。
貼り薬・・・傷や炎症を保護するために口のなかに貼る薬剤配合のパッチや、粘膜に貼ると唾液を吸ってジェル状になり効果が持続するように工夫された錠剤などがあります。

塗った後、貼った後はしばらく飲食を控えたほうが良いでしょう。

うがい薬・・・そのまま使うものと、水に薄めたり溶かして使うタイプがあります。作り置きはせず、そのつど使い切ります。口いっぱいに含むと、うがいがうまくできないので、控えめに含みましょう。
スプレー・・・殺菌用や、乾いた口の保湿のために、口のなかにスプレーします。

薬にはさまざまな種類があり、使い方を間違えると逆効果な場合もあるので、使い残しのものを自己流につかいまわすのはやめましょう。

2009年10月22日木曜日

私が学んだ「二度と失敗しない方法」

過ちて改めざる、これを過ちと謂う。
(過ちをごまかして改めないことを、「本当の過ち」という。)
使う!論語 渡邉美樹著

挑戦はするべきだが、それに思慮が足りなかった、方向性を間違えた、と思ったなら、すぐにそれを認め引き返すのも勇気である。
過ちを犯すこと自体は失敗だが、それを認め、改めることは成長、成功への足がかりになる。
著者が自らの経験から学んだことです。しっかりと受けとめ、考えていきたいと思います。

nico日記①

先日、セミナーで自分がどれだけ知らないことばかりなのかを、改めて感じました。
それに気づかせてもらえたこの機会を逃したくないと考え、当院の待合室にも置いてある「患者さんと歯科医院の笑顔をつなぐコミュニケーションマガジン『nico』」という雑誌を、一日一ページずつ読んで勉強していきたいと思います。

あなたがもらったのはどんな薬?
飲み薬編
粉薬・・・錠剤やカプセルよりも早く吸収され、効果がすぐにあらわれます。
顆粒・・・粒の周りをコーティングして溶け出す時間や苦味を調節しているので、小さな粒を噛みつぶさずに飲みましょう。
錠剤・・・薬を圧縮加工し、その薬剤の目的別に特殊なコーティングが施されています。噛まずに必ずそのまま飲むようにしましょう。
カプセル・・・苦くなく、効果を持続させるなどの目的でゼラチン質でできたカプセルに入っています。カプセルを開けて飲むと思うような効果が得られないこともあります。そのまま飲みましょう。

飲み薬はのどや食道に残ると、思うような効果が得られなかったり潰瘍の原因にもなりかねないので、コップ一杯程度の水でしっかりとお飲み下さい。

2009年10月21日水曜日

「その人となり」がわかる言葉

人の過つや、各々其の党に於いてす。
過を観てここに仁を知る。
(人の過ちにはそれぞれ特徴がある。
犯した過ちを見れば、その人の「仁」のあり方がわかる。)
使う!論語 渡邉美樹著


「だれかを傷つけたとわかったら、まず先に謝る人になりましょう。私たちには許し合うことが必要だとわからなければ、人を許すことができません。この『許すこと』こそが愛の始まりなのです」
マザー・テレサの言葉です。
こだわりを捨て、心からの「ごめんなさい」が言える人を目指したいです。

2009年10月20日火曜日

「伸びる人」と「伸びきれない人」の差

樊遅、仁を問う。
子曰く、居処は恭に、事を執りて敬に、人に与わりて忠なりこと、夷狄に之くと雖も、棄つべかざるなり。
(孔子の弟子である樊遅が「仁」について尋ねた。孔子は言った。「『仁』とは日頃の態度は丁寧で礼儀正しく、仕事をするときは慎重で、人と交際するときは誠実であることだ。(野蛮な)夷狄の国へ行ったとしても、決して『仁』を棄ててはいけない」)
使う!論語 渡邉美樹著

「相手が誰であっても、わけへだてなく接している人は本物だ」
人は、信があり、仁があり、まごころを兼ね備えた人物を敬うもの。
人として尊敬の念を抱きつつ、相手が誰であっても基本的には同じ態度で接することができる人こそ、徳のある人である。
立ち居振る舞いを正して、生活していくことを心がけたいと思います。

2009年10月18日日曜日

「信頼される人」になるために

民はこれに由らしむべし。
これを知らしむべからず。
(民を政治に従わせることはできるが、民に政治のことを知ってもらうのは難しい。)
使う!論語 渡邉美樹著

著者はこの言葉を「人々にいろいろなことを理解させるのは難しいが、リーダーたるもの、『あの人の言うこと、あの人のやろうとすることだから、間違いないだろう。任せよう』と思わせる人格を身につけなさい」と解釈すべきだといっています。
自分のふだんの態度や行ないが、問われること。
厳しい教えです。
失敗しても、間違っても、落ち込んでも。何事も改善していくしか道はなく、先は長いですがひとつひとつ頑張っていきたいと思います。

2009年10月17日土曜日

「格好をつけたがる人」の弱さ

その身正しければ、令せずして行わる。
その身正しからざれば、令すとも雖も従われず。
(人の上に立つ人の言動が正しければ、命令しなくとも自然に正しい政治が行なわれる。
しかし、その人が正しくなければ、いくら命令しても従う者はいない。)
使う!論語 渡邉美樹著

「言行一致」
自然体でありながら、自信と実力を身につけることを目指すことが理想です。

2009年10月15日木曜日

日々徒然⑦

昨日の話になりますが、いつもお世話になっている歯科産業の衛生士さんがホワイトニングセミナーを開催して下さいました。
お昼の合間の短い時間でしたが、知らないことばかりの私にとって、とても密度の濃い体験をさせていただきました。
本当にありがとうございました!

改めて、もっと勉強して色々な知識を得て、患者さんと歯科医師、歯科衛生士との間を繋ぐお手伝いをしていきたいと思いました。

「不言実行」や「沈黙は金」はやめなさい

君子は言に訥にして、行に敏ならんことを欲す。
(君子は口を重くして、実行を本分としたいものだ。)
使う!論語 渡邉美樹著

あれこれ言わなくても行動で示せばわかる・・・・・不言実行
意見、質問ははっきりと口に出して言い、その上で行動する・・・・・有言実行

どちらも、日々心がけ目標にするべき行動です。

「本性」が表われる恐ろしい瞬間

厩焚けたり。
子、朝より退きて曰く、人を傷えりやと。
馬を問わず。
(厩が火事で焼けた。
孔子は仕事先から帰ってきて言った。
「誰もケガをしなかったか」と。
馬のことは問わなかった。)
使う!論語 渡邉美樹著

いざというときこそ、その人間の本質が問われる。
自戒を込めて、肝に銘じていきたいと思います。

2009年10月14日水曜日

「一つのケーキ」を二人でどう分ける?

夫れ仁者は、己立たんと欲して人を立て、己達せんと欲して人を達す。
能く近く譬えを取る。
仁の方と謂うべきのみ。
(「仁」のある人は、ある立場を得たければ人にもその立場を持たせ、自分がある目的を達したければその前に人がその目的に達するようにする。
このようにわが身と他人を置き換えるのが「仁」というものである。)
使う!論語 渡邉美樹著

人間の四つの選択肢。
一、善なることで得なること
二、善なることで損なること
三、悪なることで損なること
四、悪なることで得なること

他者への施しとは自分自身のための行い。
いい行いは必ず自分に返ってくる。
いつも、善なることで損なることを心がけ、相手を立てることを考えていきたいです。

「無財の七施」
一、捨身施・・・身体でできることを喜んでやる。
二、心慮施・・・他人のために心を配る。そして、ともに喜び、悲しみ、幸せを願う。
三、和顔施・・・いつもなごやかな顔で、人に接する。
四、慈眼施・・・慈しみの眼ですべてを見る。
五、愛語施・・・人の心を知って、なごやかな喜びを感ずるような言葉で話す。
六、房舎施・・・雨や風をしのぐところを譲る。
七、床座施・・・電車などで人に席を譲る。

2009年10月12日月曜日

「自立」と「自律」

これを道くに徳を以てし、これを斉うるに礼を以てすれば、恥ありて且つ格る。
(人を導くのに道徳を用い、礼儀をわきまえて統率すれば、人は恥じる気持ちを持って正しい道を歩むようになる)
使う!論語 渡邉美樹著

「人が見ていようが見ていまいが、悪いことは悪い」
己の胸に手を当てたとき、そのことが誇れるかどうか。天に恥じない生きかたをしていると胸を張れるか否か。
それが、人間として本来あるべき姿であり、感性である。

さまざまな状況の中で、自分自身が恥ずかしいか恥ずかしくないかをよく感じ、考えていきたいと思います。

2009年10月10日土曜日

「自分の棚卸し」のすすめ

冉求曰く、子の道を説ばざるに非ず。
力足らざるなり。
子曰く、力足らざる者は、中道にして廃す。
今女は画れり。
(孔子の弟子である冉求が言った。「私は力不足で先生の説く生きかたを実行するのが難しいのです」
孔子は言った。「力の足りない者が、途中で挫折して中止することになるのはやむをえない。しかし、今の君は自ら見切りをつけている」)
使う!論語 渡邉美樹著


「限界は自分が決めるものだ」
逃げている限り、人生は何も始まらない。物事はあきらめたときに終わる。
挑戦すると決めたら、「絶対やる。絶対にできる」という信念を持って突き進むこと。そうすれば成功の可能性は必ずある。

目の前の課題のために必要なこととは、何よりも努力が大切なのだと再認識しました。

2009年10月9日金曜日

つき合う人を見れば「その人」がわかる

朋友に数すれば、斯に疏んぜらる。
(たとえ友人でも、うるさくつきまとえば敬遠されてしまう)
使う!論語 渡邉美樹著


自立している人には、相手の事情を慮る心のゆとりがあるもの。意見やアドバイスは言うけれど、ベタベタしたつき合い、傷口をなめ合うようなつき合いなどしないといいます。

友達つき合いについて、自分自身がどうあるべきなのかを考えさせられました。

2009年10月8日木曜日

「いい人間関係」を持ち続けたいなら

今の孝は是れ能く養うを謂う。
犬馬に至るまで、皆能く養うこと有り。
敬せずんば、何を以て別たんや。
「使う!論語」 渡邉美樹著


人間関係は互いに「敬う」気持ちがなければ、いい関係を保ち続けることはできない。
尊敬の気持ちを抱くことは、人間が人間として成長していくための、重要な要素。
人間が人間として存在するために重要な要素は「愛」、人間が調和ある社会を築き保つために重要な要素は「恥」である。

「敬」「愛」「恥」

これらを、もっとよく考え心のレベルを高め、より良い人間関係を築けるよう努力していきたいと思います。

2009年10月6日火曜日

人の心を動かすために一番必要なもの

今、「使う!論語」を読んでいます。
ワタミ株式会社社長 渡邉美樹さんが論語を読むままに、感じたことを書いている本です。
私がこれまで書いてきたブログは、一日一つ、孔子の言葉を読んで感じたこと、思ったこと、反省したことを書き綴ったものです。
人として当たり前のことばかりなのに、実践できていないことに、毎日反省しきりです。


三軍も帥を奪うべきなり。
匹夫も志を奪うべからざるなり。

お金や権力だけでは人心を掌握し、人の心を動かすことはできません。
心ある人間は、人間の価値とは何なのかを知っているからです。
著者が考えることに「自分がはたして相手の心をつかむのに値しているか」とあります。
人の心を動かすためには、多くの人たちが「力を貸したい」と思ってくれるような高い志を、自分自身が掲げることが大切だということです。

2009年10月5日月曜日

自分の中で幸せを育てる「恕」の発想

参や、吾が道は一以てこれを貫く。
曾子曰く、唯。
子出ず。
門人問うて曰く、何の謂いぞや。
曾子曰く、夫子の道は、忠恕のみ。


「忠」とは、誠実であること。自分の良心に忠実であること。相手に誠意を持って相対すること。
「恕」とは、他人を思いやる心のこと。他人の身の上を親身になって考えられる優しく、温かい心のこと。
してほしくないことはしない、してもらいたいことをする。
誠実さと思いやりをもって、誰に恥じることのない生き方ができるように努力をしていきたいです。

2009年10月4日日曜日

論語にも聖書にも共通する「成功の条件」

子貢問うて曰く、一言にして以て終身これを行うべき者ありや。
子曰く、それ恕か。
己の欲せざる所は、人に施すこと勿かれ。

「自分のしてほしくないことは人にするな」
「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたが人にしなさい」
表現の違いこそあれ、どちらもまったく同じことです。
こんなに当たり前のことなのに忘れていたり、忘れてはいなくとも日常の中でおざなりになっていたのではないかと、反省しています。
「他人を思いやる心」は人にとって何よりも大切なこと。
日々学び実践していきたいです。

最後の最後に頼りになるもの

民は信なくんば立たず。


不可能を可能にすることが「信」であり、人間とは何なのかという根本の問いかけでもあります。
この言葉を深く心に留め、誠実に生きる努力をしていきたいと思います。

2009年10月2日金曜日

「人を好き嫌いすること」について

君子は言を以て人を挙げず、人を以て言を廃せず。


言葉の重みを感じています。
ひとつひとつの事柄に対して、しっかりと考えて話すこと。
言ったことを守る「有言実行」を心がけること。

言葉だけがすべてではないが、言葉が大切であることも事実であると認識し、これからを過ごしていきたいと思います。

2009年10月1日木曜日

「こんな人になりたい」「なりたくない」という目で人を見る

賢を見ては斉しからんことを思い、不賢をみては、内に自ら省みるなり。

優れた人物に出会ったとき、成長を始めるために「自分もそうなりたいと思うこと」「なりたい!とイメージすること」が大切である。
つまらない人からも学ぶことがある。
「自分は、はたしてどうだろうか」「自分はそんなつまらない人間になっていないか」と自らに問うことができる。

我以外みな師。
人と出会ったとき、同じように優れた人物になろうとする努力と、つまらないと思った短所が自分にないか反省することを学んでいきたいです。