A.外科処置の基本準備
①滅菌、消毒
器具類、術者及び術野の消毒
滅菌と消毒の違い
消毒は病原性のある微生物を殺菌する、滅菌は病原性に関わらず全ての微生物を死滅させる。
器具器材: 高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)121℃20分と薬液消毒(グルタラールアルデビド、次亜塩素酸ナトリウム、ポピヨンヨード、エタノール、グルコン酸クロルヘキシジン)
術者: 昔はフルブリンガー法だったが今は簡単法
口腔内: ネオステリングリーン含そう
スタンダードプリコーション・・・すべての血液、唾液、粘膜などは何らかの感染性を有しているという概念を前提にした対策のこと。
どの患者さんに対しても、またどのような処置に対しても実施する基本的な感染対策のこと。
標準予防対策は血液や唾液にふれる場合やふれる可能性のある場合に実施する。
②患者の状態把握
a. 身体状況、精神状態の観察
b. 当日の体調、寝不足、生理
c. 妊娠中は?
d. 有病者の場合は?(心臓疾患、高血圧、出血性素因、肝、腎、糖尿病等)
e. バイタルサイン・・・脈拍、呼吸、体温、血圧、意識、瞳孔反射など
※ショック状態(疼痛性ショック、神経性ショック)
※チアノーゼ
③外科処置の介助、準備
a. 器具の使用法や目的の理解
血圧計、パルスオキシメーター(心肺機能が常時正常であるかを知る事ができる)、総合モニター、AED→救急処置、電気メス、レーザー(炭酸ガス、半導体、Ndヤグ、Erヤグ)、酸素吸入器
b. 口腔外科手術器具
メス(替刃)、エレベーター(ヘーベル)、粘膜剥離子、骨腹剥離子、鋭匙、破骨かんし、骨ノミ、骨ヤスリ、持針器、針付糸、ハサミ
c. 介助器具
吸引器具(バキュームチップ)、リトラクター
d. 薬剤、材料
TCコーン、スポンゼル、ゼルフォーム、骨補填剤、メンブレン、歯周パック、抗生剤、鎮痛剤、消炎酵素剤
B.口腔領域の主な疾患
①ウ蝕(カリエス)
②歯周病・・・歯肉炎、歯周炎
③顎関節症
④歯牙の咬耗、摩耗、酸蝕症
※トゥ―スウェア(Tooth Wear):高齢化が進むにつれて注目されてきた病態
⑤外傷
a. 硬組織( 歯牙、歯槽骨、顎骨)の損傷
骨折、歯の打撲・脱臼・破折
b. 口腔内、顔面の軟組織の損傷
咬傷、鉛筆、箸をくわえて転ぶ
⑥口腔粘膜疾患
水疱性疾患: アフタ性口内炎、ヘルペス
紅班・白班病変: 扁平苔せん、白板症、カンジタ症
潰瘍・ビラン: 悪性腫瘍
ヘルペスは早期に抗ウィルス剤の投与で効果あり
長くなったので、続きは明日に更新します。